いつもお世話になっている、愛知県一宮市の茶寮富貴さんが7月末で一旦閉店するとご連絡を受け、営業最終日のお昼に行ってきました。
奥様のご主人がこの春に退職され、新たな事業を始めることになりました。そのご主人の仕事場にお店を併設して、茶寮富貴を再開される予定です。新たな店舗では、ご主人の事業とコラボしたイベントもたくさん考えておられるようで、今から楽しみです。
我々がオーダーしたのはこれです。茶寮富貴の看板メニューの、中国粥とお茶のセットです。
こちらが注文の品です。今回も藤山の器を使って出して頂きました。毎回感じることですが、奥様の盛り付けが本当にきれいです。思わず感嘆してしまいます。美味しそうです。
味も申し分ありません。富貴さんはお客様の身体への配慮から、自然農法や無添加などに拘っておられます。こういった健康志向の料理はうす味と思われがちですが、決してそんなことはありません。やさしい味付けながらも、しっかりと旨味が感じられました。どの料理も奥様の真心がこもっており、一口ずつが五臓六腑に染みわたりました。個人的には、写真右の汁物が最高でした。上品なだし汁の中に、有精卵の煮卵、加賀車麩、豆腐、麺が入った料理で、上にのせたアオサが味の相乗効果を生んでおりました。
セットのお茶は、富貴ブレンドを頼みました。数人の会食で、別々のお茶をオーダーして回し飲みするのもいいと思います。
この季節に珍しいでしょう？と、最後に柿のシャーベットを出して下さいました。
店頭、店内、トイレ、どこを見てもいつもキレイな富貴さん。およそ3年が経過しても、開店当初のような清潔さが保たれておりました。奥様が、お店や食器、そしてお客様を大切にされているのがよく判ります。
奥様、ご主人、一旦はお疲れさまでした。営業再開を楽しみにしております。今後ともよろしくお願い致します。
