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どんぶりまつりを開催いたします。


 開催が心配されておりましたが、今週末の10月23日(土)・24日(日)に、駄知どんぶりまつりを開催いたします。今年も隣の下石町の窯元さんと合同開催です。感染拡大はまだ予断を許さない状況ですので例年通りとはいきませんが、感染症対策をしっかりと講じて、皆様のご来場をお待ちしております。よろしくお願い致します。

 5月に予告しましたが、当サイトのONLINE SHOPでもセールを開催いたします。新米の美味しい季節であるため、お得な夫婦茶碗をご用意致します。そして、藤山の主力品目(粉引、塗分、ココア)を20%OFFで販売させて頂きます。こちらは、10月22日(金)~26日(火)の5日間です。1年で最もお買い得な期間にさせて頂きます。お祭りには行けないが、前から欲しいものがあったという全国のお客様に、ご利用頂けたら幸いです。

飯碗(L)ウルトラ・ブルー

箸置き 織部正角型


陶染窯・江崎さんの昔の作品です。      

 どんぶりまつりの機会をお借りして、皆様にお知らせしたいことがあります。

 藤山窯はこれまでに、沢山の従業員や関係者の皆さんに支えられて今日までやって来ました(後述の斉数真氏もその一人です)。その中でも特に、この人との出会いがなかったら、今の藤山窯は無かったであろうという2人の人物がいます。1人は、現在も茨城県笠間市で陶芸家として活躍中の石松信彦さんという方です。石松氏については、後日改めてご紹介させて頂きます。そして、今回はもう1人の方を紹介させて頂きます。


 その方は、同じ土岐市駄知町出身の窯仲間でした。江崎さんという方です。陶染窯という屋号を掲げて器を制作されておりました。もしかすると、昔から藤山のことを知って下さっている方の中に、ご存知という方がいらっしゃるかもしれません。どんぶりまつり、せともの祭り、伝産祭り、東京ドーム、インテックス大阪への出展に、藤山窯と一緒に走り回って下さいました。上の写真の通り、確かなセンスの持ち主でした。藤山にはこういう作品の発想はできません。そして親父さんは絵描きさんでした。江崎さんは聡明な方で、藤山のパソコンの先生でもありました。しかし、頭の回転が速いが故だったのでしょう、今から20年ほど前にこの業界に見切りをつけ、サラリーマンの道を歩まれました。そのために現在は交流がほとんどありませんが、藤山が今でも器を制作し、東京ドームを初めとして全国の催事に出展できているのは、江崎さんと石松さんのご助言やお力添えのおかげなのです。感謝しております。


江崎さんのお父さん(故人)が描いた貴重な絵です。大変味のある絵を描いておられました。上のフクロウや下の製品の絵もそうです。「まんが日本昔話のような絵だね」とよく話しております。



 前置きが長くなりました。陶染窯は廃業しておりますが、一部の製品を藤山が今でも預かっております。もう手に入らないからと思って長年保管しておりましたが、もし欲しいというお客様がいらっしゃるのであれば、その方に使って頂いた方が江崎さんもきっと本望でしょう。そういう訳で、もし良かったら使ってあげて下さい。在庫はほんのわずかですが、どんぶり祭り限定でお値打に販売させて頂きます。陶染窯の作品は、主に磁器製品になります。どうぞよろしくお願い致します。



 今回のお祭りも、陶芸作家の斉数真氏に応援をお願いしました。このオンライン祭を盛り上げるためにも、彼に出品して欲しいと依頼したところ、快諾して下さいました。今回はとりあえず数点になりますが、どんぶり祭り限定で斉数氏の作品を販売させて頂きます。本人は23日、24日の2日間は藤山窯におりますので、作品の詳細はお気軽にお問合せ下さい。

 それでは、どんぶりまつり、オンライン祭共々よろしくお願い致します。


鉄塔小皿、手挽きの急須と湯呑。斉数真氏の代表作です。