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杜の都・仙台、ありがとうございました。


 遅くなりましたが、全国やきものフェア in みやぎにお越し下さいました皆様、誠にありがとうございました。

 今年で第8回目の催事でしたが、藤山窯は初出展でした。仙台(東北)のお客様の目に、藤山の器たちはどんなふうに映りましたか?

 

 10年ほど前に、この夢メッセで陶磁器イベントが開催されることが決まりました。土岐市は、美濃焼を東北の皆さんへPRするチャンスだと考えたようです。宮城県や仙台商工会議所もこの催事を後援されていることもあり、現土岐市長が直々にご挨拶に伺ったとお聞きしております。しかしながら、第1回目が開催される数か月前に大震災が発生しました。会場の夢メッセも津波の甚大な被害を受けました。この年の7月、土岐市は隣のアウトレットパークの駐車場の一画をお借りし、支援物資を配ったと聞いております。復旧工事に時間を要し、第1回が開催されたのはその2年後のようです。そういう訳で、土岐市や土岐市内の出展者も、仙台には特別な思いがあるようです。

会場の夢メッセみやぎ(仙台市宮城野区)

 出展を終えてから、仙台(東北)のお客様からオンラインショップにご注文があったり、ふるさと納税に寄付を頂いたりが数件ありました。もし会場で藤山の商品をご覧になりご注文を頂いたのであれば、こんなに嬉しいことはありません。

 

 ある出展者仲間は、「仙台(東北)のお客さんは義理堅いから、招待状を出すと多くの方が来て下さる」と言っておりました。そしてある仲間は、「仙台(東北)のお客さんは恥ずかしがりで、一生懸命に商品の説明をすると顔を背けてしまう」と言っておりました。

 そんな純朴な仙台(東北)のお客さんに会いに、当主は既に来年も行きたい、陶器の魅力を伝える甲斐があると言っております。


仙台銘菓 菓匠三全の伊達絵巻です。

 焼き物には、大きく分けて陶器と磁器があります。現在の藤山の製品の9割以上は陶器になります。陶器は磁器に比べて、かけやすい、汚れが付きやすいなどの性質はありますが、やわらかくて温かい表情があり、使うごとに味わいが増すと言われております。藤山窯はこれからも陶器を作り、仙台(東北)のお客様に使って頂きたいと思っております。

 

 ありがとうございました。ご質問等ありましたら、お気軽にどうぞ。今後とも何卒よろしくお願い致します。

仙台のお土産と言えばこれです。

塩釜市の銘酒 浦霞。



 吹く風やさしき杜の都 あの人はもういない~♪  青葉城恋唄より