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2022年ありがとうございました。前半編


 遅くなりましたが、テーブルウェア・フェスティバル 2023(東京ドーム)にお越し下さいました皆様、器をお買い上げ下さいました皆様、ご予約を頂きました皆様、誠に有難うございました。ご予約分は今週中にすべて発送する予定ですので、もうしばらくお待ちくださいませ。

 

 一昨年は中止。昨年は東京ドームの改修工事によりドームホテルなどが会場でしたので、3年ぶりの東京ドームでの開催となりました。

 私は会場には行っておりませんが、会場の雰囲気や土岐市のブース(どんぶり百選)、藤山のブースはいかがでしたか?

 

 伊勢参りの道中で藤山の器を見て気に入って下さり、東京ドームまでお出かけ下さった横浜のお客様。ご主人の転勤で広島へ引っ越したが、この催事を楽しみにはるばるとドームまでご来場下さったお客様。そして毎年のように駆けつけて下さるたくさんのお客様。心より感謝申し上げます。

 

 コロナは終息していないので想定はしておりましたが、イベント全体としては、例年よりも入場者数が大幅に減少したようです。どんぶり百選の売上も落ち、さあ来年はどうしようと既に会議が始まっております。

 

 以前の記事にも書きました。東京は人口最多の日本の首都です。藤山の当主は東京ドームへの出展を、1年間の成果発表と位置づけて情熱を注いでおります。藤山は来年も出展すると思いますが、やはり売上が落ちて経費ばかりがかさむと考えてしまいますね。コロナが落ち着いて、本来のフェスティバルが戻ってきてくれることを願っております。

 関東圏の皆様、昨年、今年と誠に有難うございました。


 だち窯やまつり(5月3、4、5日)にお越し頂きました皆様、誠に有難うございました。気付けば今年のお祭りもすぐそこですね(汗)。そろそろ準備を始めなければなりません。

 新緑がまぶしく、清々しいこの季節。花粉症もちの私にとってはつらい症状から解放される時期でもあります。代り映えのしない製品ばかりですが、今年もどうぞよろしくお願い致します。初めてのお客様、GWはどこへ出かけても人混みでうんざりと思われるでしょうが、このお祭りに関しては良くも悪くもそんなことはありません。藤山は坂道を少し上がった山手にありますので、ふらっときれいな空気を吸いにいらして下さい。多分、今年も斉数真氏が応援に来てくれることでしょう。




葉ずれさやけき杜の都・仙台(2022.7.18)

 

 夢メッセみやぎ(7月14日~18日)にお越し下さいました皆様、誠にありがとうございました。藤山は前年に続き、2回目の出展でした。去年見て良かったからと藤山のブースに再び来て下さいましたお客様、そして初めて藤山の器を手に取って下さいましたお客様、心より感謝申し上げます。

 当主の出展者仲間(土岐美濃焼工芸会)の多くは、仙台や多賀城のスーパーで普通に売っている魚が大変おいしく、ホテルでお刺身を肴にビールを飲むのが楽しみと言っております。また「仙台は売れなくてもいい。お土産を買うのが楽しみで行く。」と言っている方もいるそうです。当主も仲間に多賀城駅前の居酒屋に連れていってもらい、食べきれない量の美味しいお刺身を食べたそうですよ。宮城県には世界三大漁場の一つ三陸沖があり、気仙沼、石巻、塩釜と日本を代表する大きな漁港がありますからね。さぞ新鮮なお魚がお店に並んでいるのでしょうね!



雄大な仙台平野です。

今年もお邪魔すると思いますが、何卒よろしくお願い申し上げます。

 昨年の10月でした。愛知県にお住まいのお客様が、ご主人の転勤で青森に引っ越すからその前にと、藤山に寄って器を買って下さいました。うっかりお名前をお聞きするのを忘れてしまいましたが、今年も7月に仙台までは行く予定でおります。少し遠いですが良かったらお出かけ下さいませ。


宮城野の 思い出胸に 萩の月 /菓匠三全


 せともの祭(9月10日、11日)にお越し下さいました皆様、誠にありがとうございました。コロナ禍で3年ぶりの開催でした。まだ残暑の厳しいこの季節ですが、有難いことに2日とも天気に恵まれました。空が高いです。しかし、秋の気配も感じられ少し感傷的にもなります。

 いやぁ・・・本当に活気がありました!何年振りでしょう?充実感を感じさせて頂きました。昨年の記事にも書きましたが、私の仕事の原点でもあるお祭りです。これぞ愛知県が全国に誇る「せともの祭」という感じでした。




 1日目は18時終了で、18時30分から花火の打ち上げがありました。密を回避するために、立ち止まっての見物は禁止でした。しかし、18時に近づくに連れて会場のお客さんは増える一方でした。スピーカーからは「立ち止まらないで下さい!」と盛んに呼びかけがかかります。しかし、呼びかけは大方無視され、花火を見物しようとお客さんがいたるところの縁石に腰掛け始めます。そして花火が始まりました。コロナの影響で短時間の打ち上げでしたが、クライマックスの大きな花火が「ドーンッ」と上がった瞬間、会場全体から「うわぁ~!!パチパチパチ!!」と大きな歓声と拍手が起こりました。開催本部は制御不能のお手上げ状態で大変だったでしょう。しかし、私はこの歓声を聞いたとき、「あぁ、これでコロナ騒動は終わるのかもしれないな・・」と勝手に思ってしまい、目頭が熱くなってしまいました。まるでお客さんがお互いを称えあっているようでした。皆さん3年も我慢しましたもんね。本当によく頑張りました。


 屋台が出ているのに、食べ歩きは禁止と言う不思議なルールがありました。来場にはマスクの着用が必須でしたからね。今年はビアガーデンも再開されることでしょう。

 1日目の帰りに斉数真氏と中華料理を食べたのですが、やはりせともの祭の後に飲むビール以上のものはありません。いやぁ、うまかったなぁ・・2022年最高のビールでした!

 斉数くん、あなたが手伝ってくれるから藤山は出店できるのですよ。本当にありがとう。今年もよろしくお願いします。

 三年ぶりの開催に、磁祖・加藤民吉も目を細めておられるように感じられました。